目標管理制度は、社員一人ひとりの目標を、全社目標や部門目標と連動させることで、業績の向上を目指すものです。
主な目標項目としては、
「業績目標」
「職務遂行目標」
「業務改善目標」
「能力開発目標」
などの四つがあります。
目標項目に沿って期初に設定した目標は、期間終了後にそれぞれの達成度を評価(自己評価→上長評価→最終評価)し、その期間の人事考課に反映させます。そして、次期への課題を明確にし、次期の成長目標につなげていくのです。
ところが、この運用の中で、期初の目標設定が曖昧になると、評価ができずに目標管理そのものが機能しないと言ったリスクがあります。
それだけ、目標設定が重要であることは、おわかりだと思います。
目標設定の仕方については、本コラムの第35回から第38回で、目標統合対話を解説していますので、再度確認をしてください。
次回は、なぜ目標設定がうまくいかないのかについて触れたいと思います。